この度、洗濯物の2分の1を畳まないことで家事ストレスが大幅に減少したので、同じもどかしさを抱いている方の参考になればと思い記録します。
洗濯物、それは終わりのないサイクル

できれば私の人生から大省略したい家事の一つ、洗濯。
洗う→干す→畳む→着る→洗う→干す→畳む→着る……というこのサイクル、私にとっては徒労感があまりにも大きい家事なため、「着る」以外の作業から解放されたいと切に願っている。
洗濯が好きだという人の話を聞くと、もう本当に本当に心から尊敬する。一時は「洗濯は生きている限り付いて回る作業なんだし、どうせやるなら楽しんでやろうっ!」と意識改革を図ってみたけど、私には到底無理な話だった。
できればやりたくないし、究めたいとも思っていないので、楽しむことも好きになることもできない。だけどこの作業は一生続く。であれば、徹底的にやらない道を究めることにした。「時短」や「仕組化」を究めるのは好き。
洗濯物をできるだけ畳まないことで解決する

洗濯に伴うあらゆる作業が辛いのだけど、「畳む」という工程はなかなかキツい。
よくよく考えてみたら、使うときには広げる必要があるわけで、つまりは収納のためだけに畳んでいることになる(もちろん収納スペースの問題もある)。
畳んで収納した直後に取り出して広げて使い始めるときなんて、「さっきの手間何だったんだろう…」と思うことも多かった。
今までは、タオル類はすべて綺麗に畳んで並べたり、パジャマや下着類もできるだけシワにならないように丁寧に畳んで収納していたけど、
「どうせまた広げるんだよね?」
「しかも使い始めた途端にシワになるよね?」
「いや、そもそもシワになりにくいものもありますよね?」
と色々気付き、悟りを開いてしまった。
「え、この作業、いる……?」
そう思ったが最後、洗濯の一般的なルーティーンを見直し、シワにならなくても困らないものは徹底的に畳まない、もしくはスペースが許す限りでできるだけ吊るすことで家事効率を上げることにした。
シワになっても困らないものとその収納法

あくまでも私にとって、シワになっても大して困らないものを洗い出してみる。
- バスタオル
- フェイスタオル
- キッチン用の手拭き
- キッチンタオル
- 枕カバー
ここらへんのタオル類(布類?)はシワになっても困らない。もしくは、シワがよく分からない。
そもそも使い始めた瞬間にシワになりまくることが運命(さだめ)のアイテムたちなので、収納のためだけに美しさを保つのはやめようと思った。
タオル類はボックスに放り込んで収納する

バスタオルも同じ収納方法
バスタオルやフェイスタオルは、畳まずにボックスに放り込んでいる。
導入初日は、「こんな雑な扱いをしてタオル類に申し訳ない…(涙)」なんていう罪悪感があったけど、「いや、使い終わったら洗濯カゴとか洗濯機に盛大かつ無慈悲に放り込んでますやん」と気付いて真顔になった。壮大な二面性。
ただ、畳まずに「ぐしゃっ」としている状態が外から丸見えだとさすがに見た目も気になるし気分も下がるので、中身が見えないボックスに入れて、さらに中身が見えづらい位置に配置するようにしている。

枕カバーは意外とシワにならないので畳まない
枕カバーはシルクとサテンのものを愛用していて、素材的にも気分的にもさすがに畳んだほうがいいのではと思っていたけど、畳まなくても意外とシワにならなかったので、もう「ファサッ」とどこかに収納している。
ちなみに愛用している枕カバーはこの2種類。
シルクの枕カバー
サテンの枕カバー
畳みがちだけど、畳まなくてもいいものとその収納法

一方で、普段畳みがちだけど、畳まないという選択ができるものたちもある。
- パジャマ
- 肌着
- 靴下
- 下着類(主にショーツ)
パジャマと肌着は徹底的にハンガーで吊るす
パジャマと肌着は、タンスや衣装ケースに畳んで収納するのが一般的ではないかと思う。私もかつてはそうしていた。
これらはもう全部ハンガーで吊るすことにした。パジャマも吊るす。ヒートテックも吊るす。キャミソールも吊るす。とにかく畳まない。スペースが許す限り吊るす。
せっかく畳んでも型崩れしたり畳みジワが入るものもあるけど、吊るせばそんな問題からも解決される。
靴下やショーツなど下着類は適当に収納する
靴下はほとんどシワにならないと思うので、重ねてくるっと丸めて靴下専用の仕切りつきボックスにきゅっと押し込んでいる。
丁寧に端と端を揃えたり、バラバラにならないように履き口を重ねてひっくり返したりもしない。テキトーに重ねて「くるっ→きゅっ」で終わり。
ショーツに関しては畳まないことにかなりの罪悪感と抵抗感があったけど、そもそもシワになりにくい or どこがシワになってるのか不明なものがあるので思い切って畳まないことにした。
特に、シワにならない素材で作られたショーツは往々にして、その素材ゆえにせっかく畳んでも勝手にてろ~んと開放されて広がってくるので、畳み甲斐がないなぁと感じていたのも理由の一つ。そこで、ショーツを収納するゾーンに「ファサッ」と入れることにした。
ただ、繊細な作りのショーツは別のエリアにふんわり畳んで収納するようにしている。
家事の「当たり前」を見直す

意外と見直しがきく洗濯物。私は「できるだけ畳まないシステム」を導入したことで時短が叶い、ストレスも軽減できた。
綺麗に畳む、綺麗に収納する。これらをすることで自分が気持ちよくいられるのであれば、継続したほうがいいと思う。
けれど、なんとなく習慣で続けていたことだったり、なんとなくそういう教えに従ってきていただけだったり、なんとなくそうすることが世間では一般的だからそれに倣っているだけで、実は疲れてしまっている自分に気付いたのであれば、一度根本から見直してみるといいと思う。
家事は一生続く。自分流の斬新な方法を取り入れてみると、時間的・心理的負担から大幅に解放されることも。
家事は誰に見せるでもなく、自分の生活を快適に回すことが大事なのだから。