切って並べて蒸すだけ!使い方簡単な「せいろ蒸し」で時短と美味しさを両立

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昨年、せいろを導入したところ分かりやすくQOLが爆上がりした。

事前に懸念していた心配ポイントも、実際に使ってみれば何の問題もなかったことが判明。

今や私の生活の圧倒的かつ不動のセンターにまで上り詰めたせいろの、細かすぎる選び方や、超絶ざっくりとした使い方をご紹介!

目次

空前のせいろブーム

せいろを取り入れたきっかけ

近年大人気のせいろ(蒸篭/セイロ)。ここ数年、オンラインやオフラインで見る機会が増えたが特に気に留めていなかった。

そんなときにInstagramで偶然出会った、とある方のせいろを使った食卓の投稿。野菜中心のシンプルで栄養バランスがとれていて、彩り豊かな蒸し料理だった。そのビジュアルにもう完全に一目惚れした。

ちょうど、手軽に健康的な蒸し料理を始めたいと思っていたので、せいろへの情熱が沸き上がってしまった。


せいろの「これ」が気がかりだった

せいろブームをなんとなく認識しつつも、手入れが難しそうという先入観があって敬遠していた。
何の知識もないのに「丁寧に手間をかけて育てる必要がある調理器具」という思い込みがあったから。

しかし調べてみたところ、

  • せいろは蒸すだけで簡単に料理が完成する
  • 準備も簡単
  • 手入れも楽
  • ズボラでもOK

と、私にとってはいいことだらけのアイテムだと判明。早速自分にぴったりな「せいろ探しジャーニー」を開始!

せいろの選び方

せいろの素材は杉、竹、檜(ヒノキ)のどれがいいか

せいろの素材は主に杉、竹、檜(ひのき)の3種類があって、良い点や気になる点、価格帯もそれぞれ異なる。

一般的には、杉<竹<檜の順で耐久性や価格が上がっていくと言われていて、初心者は価格が手頃な杉製のせいろから始めてみるといいらしい。

私は中間の竹製のせいろにしようと思ったけど、サイズ選びの都合上、結果的に杉・竹混合のせいろを購入することに。

せいろのサイズはどれが人気?迷ったらこれがおすすめ

迷うのがサイズ選び。世間の声を調べまくったところ、18㎝か21㎝が最も人気のようだった。

ただ、

  • 普段どれくらいの量を食べて満足するのか
  • どんな食材を蒸したいのか

などといったことはその人の食生活によって条件が異なるので、自分に合うのはどちらのサイズなのか決めきれずかなり迷った(たった数センチの違いだけれど)。

そこで、間をとって19㎝か20㎝のせいろを探すことに決定。

このサイズでビビビッとくるものが案外なくて苦労したけど、探しまくった結果19㎝のせいろに出会えたので購入。

小さすぎず大きすぎず、非常に使い勝手が良くて大活躍中。もしもサイズ選びで迷っている方は、中間サイズを候補に入れてみてもいいかも。

(※サイズ以外にも探した際の個人的必須条件が他にもあるので、そちらは後述)

人気のせいろメーカー(ブランド)はあるけれど…

せいろには『照宝』など人気ブランドがあるけど、そこに手を伸ばすのはもう少しあとにしようと考えた。

せいろは手入れが簡単かつ末長く使える便利なアイテムだけど、それはあくまでも適切に扱っていればの話。

自分の生活に合っているのか、カビたりしないのか……細かいところまではイメージできなかったので、まずはダメになっても後悔の少ない、手に入れやすいものから始めてみようと考えた。

人気ブランドのものは、せいろが自分の生活にフィットしていると実感してから本格的に探し始めたらいいと判断。

実際に購入したせいろと、周辺アイテム

せいろ蒸しに必要な周辺アイテム

せいろ蒸しは、食材を入れたせいろをお湯を沸かした鍋の上に置き、お湯の蒸気で食材を蒸すことで料理を完成させるという仕組み。

そのため、一般的な家庭のキッチンでせいろ蒸しをする場合は以下のようなアイテムが必要。

  • せいろ本体
  • 鍋:せいろを蒸すため
  • クッキングシート:食材の下に敷くことで、せいろと食材がくっつかないようにするため
  • 蒸し板/受け台:せいろがお鍋に落下したり直接熱することを避けるために、間にかませるため

そこで私は、

  • せいろ本体
    →新規購入
  • 鍋:せいろを蒸すため
    →家にあるものを利用しているので購入せず
  • クッキングシート:食材の下に敷くことで、せいろと食材がくっつかないようにするため
    新規購入
  • 蒸し板/受け台せいろがお鍋に落下したり直接熱することを避けるために、間にかませるため
    新規購入

という具合に、①③④だけ購入した。

①~④すべてを組み合わせるとこのようになる(③はせいろの中に入っているため写真では見えない)。

鍋の年季はご愛嬌…



購入&使用しているのはそれぞれ以下のアイテム。

①せいろ本体 2段+蓋付き(19㎝)

あともう一段あり、二段+蓋で1セット

先述の通り、19㎝のせいろを購入。

ただ、19㎝か20㎝であれば何でも良かったわけではなく、他にも色々と条件をつけていた。

それは以下の通り。

  • 19㎝か20㎝であること
  • できれば竹製がいいが、杉製でもよし
  • 2段1セットで販売されている
  • 蓋が別売りになっていない
  • お手頃
  • 見た目がいい

この条件すべてを満たすものが意外となく検索は難航したけど、やっとこさ納得のいくものに出会えて無事購入。

使ってみてから実感したけど、手入れがしやすくて助かってる(なかには底面に結び目があるせいろもあるけど、このせいろはフラットなので汚れが詰まることもない)。

手元に届くまではドキドキしたけど、このせいろに出会えて良かった。使い続けている今も大満足。

サイズ感が分からない方のために一般的なサイズの卵を置いてみた。

こんな感じ

②ティファール 取っ手のとれる鍋(20㎝)

せいろを蒸す鍋は、せいろや蒸し板を置く場所に鍋の持ち手部分が干渉しないことが必須条件。傾いたり、誤って鍋にせいろが落下した場合は火傷の恐れがあるため。

私はもともと家にあった、ティファールの取っ手のとれる鍋を使っている。便利。

③せいろ用 シリコン製クッキングシート(23cm)※使い回し可

せいろに対してゆとりのあるサイズ感のシリコン製シート

せいろを使うときに敷いておきたいクッキングシート。食材を直接置かないことで、せいろの劣化を防ぐために用いる。

せいろに食材をたくさん詰め込むと、どうしても食材が内壁に触れることになる。野菜ならいいけど、肉や魚が触れると衛生上気になる。

そこで、

  • せいろに敷いてギリギリではなくゆとりのあるサイズのシートにする
  • せいろを使うたびにクッキングシートを使い捨てることには抵抗があったので、洗って何度でも使える素材にする

この2つの条件を満たす、シリコン製の23㎝の蒸し器用シートを3枚購入。



使っているうちに食材の着色はあるけど、特に気にしていない。

サイズもちょうど良く、シリコンなので滑ることもなく、何度でも使えるので罪悪感がない。

④せいろ用 蒸し板/受け台(24cm)

せいろが鍋に落下することを防ぎ、かつ直接熱することを避けるために用いる、蒸し器用のステンレス製の板。

大きすぎるとかさばるし、小さすぎると本来の役目を果たしてくれない。

これもサイズ選びに悩んだけど、うちのせいろ本体と鍋のサイズに合わせるには24㎝の蒸し板でちょうど良かった。満足。

普段のせいろの使い方

食材ごとに寄せて立たせるのではなく、全体に敷いて蒸す派


レシピと呼べないほど簡単なせいろ料理

普段はだいたい以下の食材をその日の気分で組み合わせて蒸している。その時間、5~10分程度。

  • 葉物(キャベツか白菜)
  • キノコ類(しめじ、えのき)
  • 緑黄色野菜(人参、カボチャ、さつまいも、ブロッコリー)
  • 魚類(鯖か鮭)
  • 肉類(豚バラ)
  • たまに登場するもの(ミョウガ、レンコン、玉ねぎ、長ネギ、プチトマト、パプリカなど)

肉類はスーパーで買ってるけど、魚類はいつもネットで購入。

鯖や鮭をせいろで蒸すと、ふっくら・しっとりと仕上がる。

特に鯖はずっと購入し続けていて、冷凍庫に常備している。大人気のこちら↓の骨取り済の鯖(無塩)を買い続けている。

蒸すと程よい脂で身がしっとりとして本当に美味しい。一切れが大きいので、半分に切って二分の一だけ蒸している。骨がないのでぱくぱく食べられるのも嬉しい。

手軽に青魚を摂れるようになったのもせいろのおかげ。オメガ3脂肪酸、バンザイ。

鮭もせいろにぴったり。見た目も華やかになるので嬉しい。こちら↓の骨取り済の鮭(無塩)もちょこちょこ注文している。美味しい。


せいろの簡単つけダレ

健康的な食生活を送ることが目的なので、つけダレはシンプルなものに。

大体、

  • オリーブオイル + ブラックペッパー + 岩塩
  • ごま油 + ブラックペッパー + 岩塩
  • 胡麻ぽん酢

このどれかで食べている。

③の胡麻ぽん酢はいつもミツカン 業務用ごまぽんを購入している。たっぷり付けずとも、ちょこっとだけでもじゅうぶん美味しい。

せいろを取り入れて良かったこと/メリット

せいろで料理の仕組化と時短ができる

せいろで蒸す野菜は食事のたびに必要分をカットするのではなく、あらかじめすべてカットして種類別に容器に入れて冷蔵保存か冷凍保存しておき、毎回そこから必要な分だけを取り出してせいろに入れるようにしている。

蒸している間にご飯を温めたり汁物を作ったりヨーグルトを用意したりと他のことができるので、15分程度で健康的な食事が完成する。これがめちゃくちゃラク。

料理の仕組化ができただけでなく、時短にもなって嬉しい。

献立を考える負荷が減ってかなりQOLが向上したと感じている。


せいろは野菜、肉、魚だけでなく冷凍食品にも最適

せいろは基本的にはどんな食材でも使えるけど、冷凍食品を温めるのにも最適。

何と言っても点心系。肉まん、シュウマイ、水餃子など、冷凍食品でもせいろで蒸せばしっとりむっちりと仕上がって非常に美味しい。

自宅で簡単な点心パーティーができるのは嬉しい。

せいろは見た目にいいので食事のモチベが上がる

やっていることはいたってシンプルなせいろ蒸し。

それなのに、自然素材の容器に色んな野菜や肉・魚が載っているだけでご馳走に見える。蒸すことにより食材が色鮮やかに輝くことも理由のひとつだけど、せいろのビジュアルによるところが非常に大きい。

シンプルで健康的で見た目も良いため、食事のモチベーションが上がる。いとも簡単に上がる。 助かる 。

せいろは簡単に健康的かつ栄養バランスのいい食事が摂れる

せいろは蒸すだけなので、油も何も必要としない。肉や魚は蒸すことで適度に脂が落ちるのでヘルシー。

さらに、蒸すことで食材の旨味がぎゅっと凝縮されるので、食材そのものの味を堪能したくなる。となると、つけダレもシンプルかつ少量で十分になる。

オリーブオイル〇〇ソルトとブラックペッパーで素材そのものの良さを楽しむ自分、オシャレやん」みたいな健康的自己陶酔が叶うのでありがたい。

せいろは準備と手入れが簡単で意外とエコ

せいろを取り入れる際、一番ネックだったのが準備と手入れ。どちらも手間だと思い込んでいた。

実際は、せいろを使うときに全体をしっかりと水で濡らすだけで準備が終わる。

また、せいろは自然素材だから洗剤で洗うのは基本的にNG。使い終わったら濡らして絞った布巾で全体を拭いて風通しの良い場所で自然乾燥させるだけでいい。エコでもある。

せいろの使い方は驚くほどシンプルで簡単。これは本当に助かる。

※尚、私は「布巾で拭く」という簡単な手入れすら一度もしていない。もっとテキトー。だからこそ続いている。やり方は後述。

せいろを取り入れるときに気になりがちなこと

せいろは自然素材だから消耗品だと割り切る

画像はイメージ

せいろを選ぶ際、いろんな商品ページの口コミを見てみると、

  • 「すぐにカビになった」
  • 「ささくれが出てきた」
  • 「形が崩れた」

というマイナスな声に出くわすことが少なからずあった。

個人的には、せいろはあくまでも自然素材の調理器具なので、壊れたりダメになることを前提にして購入したほうがいいと思っている。

自然素材のものを何度も濡らしたり、何度も強い蒸気にあてたり、何度も野菜や肉・魚を載せたりして使うものなので、変形していくのが普通、大して変形しなければラッキーくらいのスタンスで使っている。

もしもちょっとの崩れでも気になるような人は、劣化しづらい別の素材の蒸し器を検討したほうがストレスにならないかも。

我が家のせいろは一年使って色が濃くなり全体的に色ムラもあるけど、そこがいい。

多少の歪みや外側に若干のほつれが出てきた部分もあるけど、問題なく蒸せるのでまったく気にしていない。むしろ新品感がなくなって使い込んだ「味」が出てきていい感じだと思っている。

尚、せいろを購入した際には、開封して一番最初に使う際の手入れの注意事項がどこかに書かれているはずなので、それをしっかり守れば、初っ端から変なことになる確率はぐっと下がるのではないかと思う。

せいろの手入れや洗い方は?カビるのか?→かなりテキトーな管理だがカビていない

私は基本的なルールは守りつつも、かなり・非常に・大変テキトーに使っていて、手入れらしい手入れは一回もしたことがないけど、ほとんど劣化することなく一年ほど使い続けられている。

一般的な手入れの仕方は「使い終わったら濡らして絞った布巾でせいろを拭く」「汚れが気になるときだけ、ぬるま湯とたわしで軽く洗う」というものらしいのだけど、個人的にそれは非常に手間なので実は一度もしていない。

私の片付け方はこう↓

  • 使い終わったせいろにさーっと水かぬるま湯かを流しつつ、手でなんとなく全体を洗って
  • 水気をちゃちゃちゃっと切ったら(布で拭いたりもしない)
  • 水切りカゴに立てかけたり、どこかにぶらさげたりしておく

以上。

他の食器類とくっつけることはせず、とにかく独立させるとにかく風通しがよい状態にしておくことだけを心掛けている。ありがたいことにこれでまったくカビていない。変な臭いもしていない。

もちろん、使っていくうちに全体的に色の変化はあるけど、良いヴィンテージ感が出てきて愛着が湧く。

こんなテキトーな扱いでも続いている、我が家のせいろ生活。

せいろを蒸している鍋のお湯を利用して別の料理を作れるのか問題

たまに、「せいろを蒸しているあいだに、その下のお鍋のお湯を使ってスープやお味噌汁を作れて一石二鳥」という使い方を見かけるけど、これはいったん様子を見てから判断したほうがいいと思う。

材質によるかも知れないけど、我が家のせいろの場合、もう一年ほど使い続けていてもいまだに下のお鍋のお湯はうっすら茶色くなったりする。これは、せいろに蒸気があたって滴り落ちている水分によるもの。調べてみると、世間のせいろユーザーに同様の声は多かった。

せいろの素材が染み出したお湯を再利用してスープや味噌汁を作っていいのかどうかは、専門家じゃないので不明だけど、個人的には口に入れたいとは思わないので使わずにいる。

ただ、これも素材によっては発生しない事象かも知れないので、各家庭でお湯の色を判断してみてほしい。

せいろ、それは「もっと早く取り入たら良かった」と思うほど最高なアイテム

せいろを取り入れたのは一年ほど前だけど、今となっては、コロナ禍のばりばりリモートワーク期間中に取り入れていたらどんなに良かったかと思う。

いったん仕組化してしまえば毎日のメニューに悩むことなく、栄養バランスの取れた食事が時短で完成する。彩り豊かで気分も上がる。きっとメンタル面にもかなり貢献してくれたのではないかと想像する。

ここまで書いてきたように、我が家ではかなりざっくりとせいろを扱っているけど、こんな使い方でもタフについてきてくれている。生活の相棒になっている。

もしもせいろを取り入れたいと思いながらも踏み出せずにいる人がいたら、ぜひ試してみてほしい。

これが参考になれば嬉しいです!

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