メイクポーチのミニマム化を図ったところ、予想外のかたちでいい感じに落ち着いている。
メイクポーチをミニマム化する際の前提や考え方については前回の記事で紹介。今回はアイテム紹介編!

メイクポーチ(小サイズ)の中身紹介:気軽なお出かけ用

当初は仮ポーチとして一時的に使おう程度に思っていたのに、使い勝手がよくて使い続けることになったメイクポーチ。それが100均のメッシュポーチである。どの100均の店舗でも山積みになっている、何の変哲もない、よく見る例のアレ。
実は私はこのメッシュポーチの見た目がずっと苦手で、これをメイクポーチにすることは選択肢になかったのだけど、紆余曲折あり試してみたところ……なんとめちゃくちゃ便利だと気付いた。
まず、
- サイズ展開が多い
- ビニール製なので汚れたらアルコールシートで拭けて常に清潔。なんなら丸洗いできる
- 中身が見やすいが、メッシュになっているので丸見えにはならない
- メッシュになっているので傷が目立たない
- 頑丈
- 100円なので壊れても心理的ダメージが少ない
この通り。ポーチを極限まで小さくしたい民にとっては驚くべきニーズの満たし具合だった。ちなみに私はE7サイズ(91mm×128mm)でマチなしの小さいメッシュポーチを使っている。
ここからは、メイクポーチの中身自体のミニマム化について紹介。
アイテムについては各々の好みがあると思うので、考え方だけでも何かの役に立つことができたら嬉しい。また、「無印良品、ミニマム化に大きく貢献してくれてありがとう」ということも先にお伝えしておきたい。

①定番コンパクトミラー | ミロワール ドゥーブル ファセット(シャネル)
これは長年愛用しているコンパクトミラー。ポーチのミニマム化にかかわらず今後も愛用する予定。
片面が通常の鏡、もう片面が拡大鏡になっていて、コンパクトなので使い勝手がいい。
お気に入りな割にはかなりラフな使い方をしているけど、それでも頑丈で壊れないところも好き。
②靴擦れ予防と対策 | はくり紙付き撥水テーピングテープ(ニチバン) in 無印良品 ポリプロピレン小物ケース・SS

老若男女に伝えたいことがある。それは、「小さく切ったテーピングテープを持ち歩こうぜ」だ。
よくスポーツ選手が使っているテーピングテープ。実はこれ、靴擦れの予防と対策に便利!
テーピングなので絆創膏よりも厚みがあって強度が高く、なにより剥がれづらい。そしてベージュなので目立ちにくい。いいことだらけ。
テーピングを小さくカットしておき、何枚か携帯しておく。出先で靴擦れしたときにこれを靴が当たる部分(肌)に貼るだけで痛みが緩和される。「今日確実に靴擦れするだろうな」と予測できるときはあらかじめ貼っておくのもいい。
しかも地震大国の日本。いつ何時、帰宅難民になって長距離を歩く羽目になるか分からない。防災の観点からも常備しておくと安心。ヒールや革靴を履くことが多い人には特におすすめしたい。
ちなみに、この用途でテーピングを使う場合は必ずはくり紙付きタイプを選ぶようにする。はくり紙がないと携帯できないので購入時は要注意。また、カットする際は四隅を小さく落としておくとより剥がれにくくなるのでオススメ。
で、これらをヘアピン程度の横幅の無印のポリプロピレン小物ケース・SSに入れる。小さいケースなので非常に便利。怪我をしたときのために絆創膏も入れている。
無印には絆創膏サイズのポリプロピレン小物ケース・Sもあるけど、私はメイクポーチのミニマム化のため、このSSサイズのケースに絆創膏を無理矢理折り畳んで入れている。絆創膏には非常に窮屈な思いをさせているという認識はある。
※尚、靴擦れで出血しているときはテーピングを貼るのではなくそれ相応の処置をするようにしてください。
③ミニヘアクリップ(ダイソー)
500円玉くらいのサイズ感の小さいヘアクリップ。ダイソーで2個セットで100円なのに、シンプルなゴールドなのでちゃちくない。
外食時や外で何か作業をするときなど、顔周りの髪がジャマなときにさっと留められるので便利。
④無骨なビジュアルの目薬 | ソフトサンティア
ソフトサンティアは涙液に近い性質を持った人工涙液で、裸眼にでもコンタクトレンズの上からでもどちらにも使えるのがありがたい。小さくてかさばらないのもいい。
眼科で処方されるような無骨なルックスも一周回って好き。
⑤高発色・高保湿色付きリップ | リッチケア&カラーリップ 色持続タイプ(ニベア)
ニベアの色付きリップ、リッチケア&カラーリップ 色持続タイプ。潤いたっぷりなのに口紅ばりの高発色で、色落ちしても色残りが汚くないところがありがたすぎる。
周囲にもすすめたところ、「口紅が要らなくなるレベル」と感動しており早速どこかに買いに走っていた。
⑥救世主のリップクリーム | モアリップ(資生堂)&ユースキン メディカル リップクリーム
以前、とあるリップティントが合わず、唇の様子がおかしくなってしまったことがある。そのときに救世主となってくれたのが、モアリップとユースキン。
今まで何の気なしに使っていたこの2つのリップクリームにあのときほど感謝したことはない。それ以来、リップクリームはモアリップとユースキン一択(二択?)になっている。
ビジュアルに洒落っ気はないけど、それすらも愛す。やっぱり見た目より中身だなと思い知らされた一件だった。
※ユースキンはジャータイプでややかさばるため自宅用として愛用。寝る前に使っている。
⑦ペンタイプのネイルオイル | ネイル&キューティクルオイル(OPI)
「やっぱり見た目より中身だなと思い知らされた」と言ったばかりだという自覚はもちろんあるが、ネイルオイルはOPI。なぜなら、見た目がいい(真顔)。
というのは半分冗談で半分本気けど、OPIはネイル界のグローバル・トップブランドなので、ネイルケア用品も信頼度が高い。手放しで選択したくなる。
このネイルオイルはペンタイプなので、ささっと塗りやすいのもいい。細身なのでかさばらない。あとはやっぱりデザインが洗練されていて好き。
⑧最強&万能白色ワセリン | サンホワイト in 無印良品 クリームケース・S
ワセリン大好き民として、使うのは絶対に純度の高い白色ワセリンのサンホワイトというのが私のなかの大定番。主にスキンケアの最後に使用。
このサンホワイト、お守り代わりに携帯するとなにかと便利。私の主な使い方は以下の通り。
- 乾燥しているところを保護
- マスクで肌が擦れるところに緩衝剤として塗ることにより、赤みやかぶれ、シミとシワを予防
- 切り傷や擦ったときなど、ごく軽い怪我をしたときに、患部を洗ってワセリンを塗って絆創膏を貼って一時的に処置
※ワセリンに保湿成分は含まれていないので、あくまでも保護剤として使用
ただ、元の容器ごと持ち歩くのはかさばるので、無印のクリームケースSに入れて持ち歩いている。この無印のケース、500円玉サイズで小さくて軽く、シンプルでコロンとして可愛いし、かつ半透明なので中身が見えすぎないところが良い。100均にもありそうで、ない。めちゃくちゃおすすめ。
移し替えるのが面倒くさいという方は、サンホワイトからジャータイプが販売されているのでそれを使ってみてもいいかも。
⑨ハンドモデル愛用ハンドクリーム | アトリックス ビューティーチャージ in 無印良品 ポリエチレン小分けチューブ・S
生粋のハンドクリームオタクとして通してきた我が人生。ハイブランドのものからドラッグストアで買える数百円のものまで数多く試してきた。
重視していたのは①見た目 ②塗り心地 ③香り(いい匂いか無臭の二択)。
しかし色々試して分かったのが、私にとっては結局アトリックス ビューティーチャージ(無香料)が最強だということ。塗り心地も保湿力も価格も、すべてを兼ね備えている。しかも手のプロであるハンドモデルが愛用していると話す記事をちらほら見かけているので信頼度が高い。
やはりこれもこのまま持ち歩くのはかさばるので、無印のチューブタイプのボトル、ポリエチレン小分けチューブ・Sに移し替え。100均にも似たようなものが出ているけど、小ささと細さ、そして半透明であるという点において私のなかでは無印が最高だった。めちゃくちゃ便利。
余談。夜寝るときはこっくりしたテクスチャーのユースキンのハンドクリームを塗って、綿100%の手袋をつけて保湿してる。ユースキンは神。
メイクポーチ(中サイズ)の中身紹介:ちょっとアイテム増やしたいとき用

バッグに余裕があるときや、少しアイテム数を増やしたいときは、同じくダイソーで購入したクリアポーチを使っている。サイズは横約14cm x 縦約10㎝の100均メッシュポーチと同じくらいのサイズ。マチがあって厚みもあり、半透明の黒色で中身が見えすぎないのがポイント。これも手入れがラク。
※こういった何の変哲もない黒の透明ポーチ、100均や生活雑貨店などどこにでもありそうなのに、最近はどこにもない(無色透明のタイプはどこにでもある)。なので、黒×透明タイプを見かけた場合はとりあえず購入したい。無色透明タイプよりも傷や汚れが目立ちくくて比較的綺麗に使えるのでオススメ◎
ここからは、追加したアイテムだけを紹介。アイテムは3つ増えていて、その他1つは用途は同じでアイテムが入れ替わっている。

⑫スティックタイプの日焼け止め | クリア サンケア スティック(資生堂)
日常的に持ち運ぶ用の日焼け止めは、液漏れの心配がなく、外でささっと塗り直せるコンパクトなスティックタイプが便利。
スティックタイプの日焼け止めは国内外の色んなメーカーから出ているけど、私は資生堂の日焼け止め・クリア サンケア スティックを愛用している。理由は①大手日本企業の安心感と、②パッケージデザインが洗練されているという2つ。
ネックなのは値段で、日焼け止めとしては高い。だけどどうしてもこれがいいというジレンマ……。あと、ドラッグストアにありそうで、ない。ネットで買うほうが早いという学び。
ちなみにこれはメンズタイプもあって、パッケージが真っ黒でスタイリッシュでカッコいい。
スティックタイプの日焼け止めを塗るときは、肌に圧をかけたり皮膚が引っ張られることがないように気を付けるといいと思います(シミ・シワ・赤み防止)。
⑬ささっと顔周りの髪をまとめる | ミニヘアクリップ(多分100均…?)
ダイソーのゴールドのミニヘアクリップよりちょっとだけ大きいサイズの、べっ甲のヘアクリップ。
どこで買ったのかは記憶がない。100均でさくっと買ったような気もするし、このサイズの割には大金を払ってオンラインで購入した気がしないでもない。
ちょっとだけ大きいので、ちょっとだけホールド力も高くなっていて便利。
⑭スティック状美容液 | ザ・タイムR デイエッセンススティックe(IPSA/イプサ)
保湿大好き人間としては、携帯できる保湿アイテムは心のお守り。
IPSAのスティック状美容液 ザ・タイムR デイエッセンススティックeで、顔から手から体から、好きなところを保湿している。スティックタイプなのでささっと塗れるのもいい。これはもちろんこの容器のまま持ち歩いている。
これで保湿したあとにワセリンで保護すると、より一層乾燥を防いでくれるので助かっている。
⑮口紅 | ルージュ ココ フラッシュ(シャネル)※ニベアも併用
口紅はお気に入りのブランドや魅力的なビジュアルのものを使いたいと思ってしまう。やはり口紅という特別なアイテムとしての憧れもある。
だけど、そんなときでも写真の通りニベアの色付きリップも持ち歩く。理由としては、口紅の色が落ちていそうなタイミングでしっかり塗り直しができないようなときに、保湿と補色(笑)を兼ねてノールックでライトに塗りやすいから。言わば「繋ぎ」。
口紅の上からリップクリームを塗ると元の色が落ちかねないけど(しかもリップクリーム側に色が付いて汚くなったりする)、色付きリップならそれらを回避できて大変便利。併用、オススメです。
結局ニベアの話になってた……
【番外編】ファンデーション
ミニサイズのクッションファンデ | マスク フィット ミニ クッション(TIRTIR)

ファンデーションは基本的に家に置きっぱなしで、稀にメイクポーチに入れる程度。
持ち歩かない理由は、ファンデーションが苦手で少ししか塗らないためメイク直しが不要なのと、何より大きくて重くてかさばるから。
そんな理由もありファンデーションこそ小型化を一般的にしてほしいんだけど、現状、ミニサイズのファンデーションは少ない。あれこれ探したけど本っっっ当に少ない。大手ブランドがたまに記念品としてミニサイズの可愛いファンデーションを出すことがあっても、定番商品ではないので継続して使えない。また、私はクッションファンデーション派なのでさらに選択肢が狭まる。
そんな選択肢が限られるなかで、小ささや値段や性能を比較し、かつ一番身近で手に入りやすいという理由からTIRTIRのマスクフィットミニクッションを使用中。
前述の通り基本的には持ち歩かないけど、「メイクポーチのミニマム化」というテーマなのでポーチに入れたときのサイズ感をお届けするため念のために紹介しました。

ポーチすら入らないときはどうする?&まとめ
正直、これらのポーチすら入らないサイズの極小バッグを使いたいときもある。そんなときは、ニベアのリップ or 口紅、目薬、ハンドクリームだけをバッグに入れるしかない。
私はメイク用品を持ち歩く安心感よりも身軽であることを優先したい派なので、それで案外困らない。
そんなこんなで、ここ最近はこんな具合にメイクポーチを小型化して身体的にも心理的にも軽やかになった。そのうちこの反動でメイクポーチをテンションが上がるアイテムで固め直したくなる衝動に襲われそうな気がしないでもないけど、しばらくはこれを継続していこうと思っている。
皆さんは、メイクポーチに何かこだわりや思い入れはありますか?
こんな内容でしたが、何かのお役に立てそうであれば嬉しいです!